新手の詐欺について

2012/02/26
CATEGORY : ネタ
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AM 10:00。始まりは、非通知設定でかけられてきた一本の電話。

またいつものように「警察か?」はたまた「市役所か?」はては「現在までその存在を隠すよう組織に命じられ幼い頃に生き別れになった脱走した兄か?」などと思考を巡らせながら電話にでる。

◆私「はい。シブタニです。」

◇?「テツオか?」

◆私「はい?」

◇?「テツオか!? テツオかッ!?」

◆私「いえ。違いますが。」

◇?「あ~すんまへん!」

どうやら、父親らしき人物から息子と思われるテツオ宛にかかってきた間違い電話。

「しかし何故非通知なんだ…?」

と、感じながらも、恐らくは念願の引っ越しをしたのはいいが、よりによってその電話番号が「06-6969-0721」などと可能な限り卑猥なものに変貌をとげてしまったばかりに、実の息子にもその悩みを打ち明けられない、シャイな父親なんだろう。などと結論をづけ、とりあえず業務に専念することに。

次の日。AM 10:00。またも非通知設定による一本の電話が。

◆私「はい。シブタニです。」

◇?「テツオ!?テツオだろッ!?」

◆私「はい?」

◇?「テツオなんだろッ!?」

◆私「いえ。違いますが。」

◇?「あ~すんまへん!」

またもテツオパパからの電話。しかも前回とは違い、あからさまに私のことをテツオと決めつけての電話。少し焦り気味。

そして、その次の日もまったく同じ時間に同じ電話が私のもとに。

「まだ、テツオと連絡がとれていないのか?」

と、少し心配になる。恐らくは1日に1度しか電話をしていない。何故だ?

もしかして、本当に幼い頃に生き別れになった存在も知らない兄が、組織の見張り人がかかさずチェックしている「MOCO'S キッチン」を観るため監視の目を怠ったスキのわずか数分を逃さずに、自らの存在を打ち明けることなく私の声を聞いているのではなかろうか?

などと思考をめぐらせる。

その内、私の脳裏にある1つの答えが浮かび上がるー。

これは恐らく"テツオテツオ詐欺"なのではないだろうかと。

何度も「テツオか!?」と問いただすことにより、一種のマインドコントロール状態に陥った被害者が、この可哀想な父親を安心させるべく自らをテツオと名乗ってしまった瞬間に一気に距離を縮め、根こそぎ財産を奪ってしまうのではないかと。

しかも被害者は、自分が良い行いをしたという安堵な感情から、騙されたことにも気づかない。周到で、今までになかった斬新かつ狡猾な新手の詐欺。

それが"テツオテツオ詐欺"。

これに気づいてしまった私は、ある対策を決行することに。

概要はこうだ。

◆私「はい。シブタニです。」

◇?「テツオ!? テツオだろッ!?」

◆私「クックック…」

◇?「!!?」

◆私「貴様のテツオは預かった。」

◇?「ッ!!!!!?」
*この時点で訳が分からない犯人

◇?「オレのテツオは何処にいるんだッ!?」
*とりあえず話に乗る犯人

◆私「簡単に教えるワケにはいかぬ。」
*キャラになりきる私

◇?「貴様ッ!?テツオをどうする気だッ!!?」
*キャラになりきる犯人

◆私「図に乗るなッ!!!!!!」
*人生で一度は言ってみたかったセリフを脈絡もなく言い放つ私

◇?「クッ…何が目的だッ…!!?」
*楽しくなってきた犯人

◆私「今から言う口座番号に5千万振り込めッ!!」
◆私「そうすればテツオは解放してやるぞッ!!!」

◇?「クソッ…テツオ…!!」

といった具合に、何のためらいもなく振り込む犯人。


という妄想に明け暮れる無職の私。

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